#和南城ひろた待望論

和南城ひろた大明神のブログです。140字では呟ききれないことを綴っていきます。

面接って、本当に必要?(後編)

 

※この記事は筆者がただ単に「面接が大っ嫌いだから」という理由で執筆されたものです。あまり深く考えず、生暖かく見守りながら読み進めていってください。

 

 どうも、和南城ひろたでございます。

 まずは、Wi-Fi回線の調子が悪かったもので、前回の記事の中で予告していたより大分更新が遅れたことをお詫び申し上げます。

 

 今回は前回の続き。

 前回は面接なんて嘘つき大会化しているし、面接受けている奴なんてみんな緊張しているんだから、そんな奴らと話したところで、そいつの為人なんて分かるわけねーだろ
って話をしたな。

 

wanajo-hirota.hatenablog.com

  

 今回は、面接はワイみたいなヤバい奴を篩にかけるために存在している、という言説についてワイが思うことを重点的に書いていこうかな。

 

 

 3.ヤバい奴フィルター(ざる)

 先に述べたように、面接の存在意義としてよく言われているものに、「ヤバい奴を弾くため」というものがある。でも、ワイから言わせてもらえば、これにも疑問符が付くわけよ。

 以前、OMMC姉貴(※ご存じない方へ:調べる際は自己責任でお願いします)ってのがネットを騒がせてたな。今でも時々TwitterのTLに流れてくることがあるから、覚えている人も多いと思う。

 彼女も内定を貰っていたが、例のOMMC動画のせいで内定取り消しになったとか(ネット情報なので真偽のほどは定かではない)。

 そう、OMMCネキも一度は内定を貰っていたのである。

 飲み会であんなコールをやり(それはまだ良いにしても)、剰えそれを顔出しでネットにあげちゃうような情報リテラシーの欠片もないヤバい奴が、一度は内定を貰ったのである。それなのにワイときたら。

 ヤバい奴、全然見抜けてないじゃないか。

 彼女に限らず、後から内定取り消し処分にしなきゃならないようなヤバい奴や、入社した後に不祥事を起こして警察沙汰になるようなヤバい奴を見抜けてねえんだから、面接なんてヤバい奴フィルターとしてほとんど機能してねえってことじゃねーか。

 でも、OMMCネキはある意味すごいと思うよ。
 だって、あれから1年以上経っているというのに、今でもこんなこの世の終わりみたいなブログにさえ取り上げられてるんだからな。

 ここまでのムーブメントを起こせる人は世の中にそうそういないだろうよ。

 

 

 4.ヤバい奴がヤバい奴フィルターをしている可能性

 ワイが思うに、“面接=ヤバい奴フィルター論”は、

面接官(or採用担当者)はまともな奴に違いない

という、性善説に基づいた言説だろう。

 しかし、そもそもヤバい奴か否かを判断する面接官がまともな奴だという保証はどこにもない。

 その最たる例が、“その先は、言う必要ありませんよね“でお馴染み、トンボ鉛筆のS氏だ。

 8年も前のことになるため、ご存じない方のために件の概要を説明すると、
 当時トンボ鉛筆の採用担当者だったS氏が、東日本大震災の被害に遭われた直後の就活生に対して、あまりにも配慮に欠けた対応をした
というものだ。(より詳細を知りたい方は、インターネットで検索してみると良いだろう)

 この一件を見て分かる通り、S氏のように被災者に対してお粗末な対応をしてしまうようなモラルや常識に欠けた人物が、採用担当をやっているという場合もあるということだ。

 果たして、被災した就活生の心情はおろか、彼らの置かれた状況や、このご時世に件のような驕り高ぶった対応をすればどうなるかも理解できないS氏のような人物に、まともな人材を選定することが出来るだろうか。ワイは出来るとは思わない。

 S氏のような逸材は滅多にいないにしても、表に出てきていないだけで、ヤバい面接官は世の中たくさんいると思うよ。

 ※そしてこの1件は、このような人物を見抜けていないという点で、面接がヤバい奴フィルターとして機能していないという事の好例でもあるだろう。

 

 

 5.昔の常識、今の非常識

 一昔前なら大丈夫だったことも、今やったらアウトだってことも多いと思う。

 それは近年、ハラスメントと呼ばれるものの種類が(良くも悪くも)増えてきていることを見れば明らかだろう。

 例えば中年の男性社員と、若い女性社員がいたとする。

 中年男性の方が女性社員に、ほんの軽い冗談のつもりで少しいやらしい事を聞いたら、その女性に

「それ、セクハラですよ」

と、不快感を露わにガチな声のトーンで言われたとする。

 おそらく、この中年男性としては特に悪気があってやったわけでもないし、彼が若手社員の頃だったら普通に冗談として受け流されていたかもしれない。

 しかし、世代間ギャップと言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、(ハラスメント認定にも行き過ぎだと思うケースもあるにせよ)今の基準に照らせばこれはセクハラ認定され得る行動であり、この中年男性は非常識だったのである。

 このように、一昔前の常識と現代の常識に大きな乖離があるということは往々にしてある。

 そして、そんな頭の中に現代の常識をアップデート出来ていないような人物に、果たしてヤバい奴フィルターなんて本当に務まるだろうか。

 大体、如何に非常識な奴が面接をやっているかは、面接時の質問を思い出してもらえれば一目瞭然だ。

「お酒は飲めますか」

「付き合っている方はいますか」

「血液型は何ですか」(からの性格がどうのこうの)

「結婚の予定は?」「結婚しても仕事続ける?」(これは女性が訊かれるケースが多いと言われている)

 全て列挙していったらキリがないのでこれくらいにするが、このような質問、就活を経験したことのある方なら一度は聞かれたことだろう。

 もし、一般企業なり官公庁で採用担当をしている奴がこれを見ていたら、他はどうでもいいからここの太字部分だけは覚えておけよ。

 今の若い子は、上に挙げたようなことを面接で聞かれたら、表情はニコニコ笑っているかもしれないけど、

内心ではドン引きしてるからな!

 ついでに言っておくと、お酒はまだ就活生に引かれるだけで済むかもしれないけど、後の3つは面接では聞いてはいけないNG質問だぞ。

 NG質問の中には罰則付きのものもあるから、採用担当者も就活生も事前にネットで調べておくのが良いな。

※ワイが受けたところの中には、上のようなことに加えて、“答えたくないなら答えなくてもいい“って前置きした上で、

「宗教とか、政治的活動に参加したことがあるか」

とか聞いてきたところもあったな。NG質問の数え役満のような面接をされてビックリしたゾ。

 もちろん、ワイにそんな経験は無いゾ。

 

 そんなこと聞いてくる面接官なんて、どう考えてもまともじゃないからな。

 普通にコンプライアンス違反だし、このご時世でそんなことを面接で聞いたらどうなるか全く理解できていないようなヤバい奴ですって自己紹介しているようなもんだぞ。

 世の中には、そんなヤバい奴が採用担当をしている企業もたくさんある訳だし、そんな状態で本当に良い人材を確保できるとは思えないんだよなぁ……。

 

 というわけで、今回はここまで

 本当は、今話題になっているバイトテロの事や、少し雰囲気が暗いからとかコミュ障だからって排除しないでくれってこともここで書きたかったけど、これ以上やるとこの1記事だけかなりボリューミーになってしまうので、これらはまた機会があれば記事にしようかなって思います。

 

 というわけで、

 

 

・今回の総括

 ワイもこんな記事書いているのがバレて、内定取り消しにでもなったら草も生えねーな。

 ま、取り消し以前に内定がないんだけどなwwwwww